シルデマンの飲み方

シルデマンは、1日1回1錠まで飲めるED治療薬です。
性交の前に1回飲むだけという簡単さで理想的な勃起を実現します。
しかし、飲み方次第では十分な効き目が得られず、満足できる勃起が起きない可能性も知られています。
飲み方を間違えるという原因で、せっかくのセックスを失敗したい男性は居ないでしょう。
このページでは、簡単に使えるからこそ注意したいシルデマンの飲み方を解説します。

飲むタイミングは性交の1時間前を目安にする

シルデマンを使う時は、セックスを始める1時間ほど前を目安に飲んでおきましょう。
シルデマンの効果は、服用から1時間前後を目安に十分な効き目があらわれます。
性交を始める直前に飲んでも十分な勃起は起きません。
失敗しないためにも性交の1時間前にはシルデマンを飲んで備えておきましょう。

また、シルデマンが効き始める時間には、若干の個人差があります。
効き目の早い男性は、服用から30分ほどで性交に必要な硬さの勃起が起きる可能性もあります。
使う時は、いつ頃から十分な勃起が起きるのかを事前に確かめておくといいでしょう。

分割して1回の有効成分の用量を調整する


シルデマンは1/2錠、もしくは1/4錠に分割してから飲んでください。
シルデマンの1錠には、100mgの有効成分シルデナフィルが含まれています。
日本人のシルデナフィルの適量は、1回25~50mgと臨床試験の結果から定められています。
1錠をそのまま飲むこともできますが、1/2錠、もしくは1/4錠に分割すると適切な用量に調整して飲めます。

シルデマンを分割した場合の効き目は、先発薬バイアグラで行われた無作為化並行用量反応試験の結果から1錠と1/2錠でほとんど差がないことがわかります。
分割するとシルデマンを使える回数も増え、コストパフォーマンスが更に良くなります。
ピルカッターやハサミなどを使い、分割してから使いましょう。

また、65歳以上の男性、肝障害や重度の腎障害がある方の適量は、シルデナフィルとして1回25mgとなっています。
シルデマンを1/4錠に分割してから性交の前に飲んでください。
効き目が弱いと感じたり、用量を増やしたと思う方は、必ず医師の診察を受けてから行いましょう。

効果のためにお腹が空いている時に飲む

シルデマンを飲む時は、必ず空腹の時に飲んでください。
有効成分のシルデナフィルは、食物に含まれている脂によって吸収率が下がります。
食事の直前や後にシルデマンを飲むと有効成分が十分に吸収されず、効果が弱くなる可能性があります。
十分な効果を得るためにも使う時は、必ず空腹時に飲みましょう。

食後にホテルに向かう場合は、食事をする30分前までにシルデマンを飲んでおきましょう。
30分のあいだに有効成分の吸収が始まり、食事の影響を減らすことができます。
シルデマンの効果は、およそ5時間ほど続きます。ひと晩中し続けるような事態にならなければ早めに飲んでおいても問題ありません。

また、どうしても食後に飲まなくてはいけない場合は、2時間ほどの間隔をあけてから飲みましょう。

お酒の飲みすぎに注意する

シルデマンを飲んでいるあいだにお酒を飲むことは禁止されていません。
少量のお酒であればリラックス効果から心因性のEDに効果的だと言えます。しかし、お酒の飲みすぎには注意が必要です。
お酒を飲みすぎるとアルコールの働きで脳の中枢神経の働きが麻痺して性的刺激が伝わりづらくなります。
勃起機能を低下させるのでEDを手助けする形になり、性交が失敗するリスクを高めます。
シルデマンの服用中は、お酒の飲みすぎに注意が必要です。

また、シルデマンを飲むと有効成分の血管拡張作用から普段よりもお酒に酔いやすくなります。自分のイメージよりも酔いやすくなりますので、最初は慎重にお酒を飲みましょう。

使えない人も居るので注意と禁忌を確認する

有効成分のシルデナフィルには副作用のリスクから使用に注意が必要な方や使用できない方が決められています。
以下の項目に当てはまる方はシルデマンを使用できません。危険な副作用の発生を避けるため、絶対に飲まないでください。

  • シルデナフィルに対し過敏症の既往歴のある
  • 硝酸剤や一酸化窒素(NO)供与剤を投与している
  • 心血管系障害がある
  • 重度の肝機能障害がある患者
  • 低血圧、または治療を行っていない高血圧がある
  • 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある
  • 網膜色素変性症患者
  • アミオダロン塩酸塩(経口剤)を投与している
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を投与している

また、シルデナフィルには同時に使用すると危険性から併用禁忌に指定されている医薬品もあります。
以下の項目に当てはまる医薬品とシルデマンを同時に使わないようにしてください。

  • 硝酸剤・NO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン)
  • sGC刺激剤(リオシグアト)

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